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近藤克則教授が、第19回「ヘルシー・ソサエティ賞」を受賞しました!

近藤先生が日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社共催の第19回「ヘルシー・ソサエティ賞」を受賞しました! !

おめでとうございます!



写真:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 第19回「ヘルシー・ソサエティ賞」事務局 提供


第19回「ヘルシー・ソサエティ賞」 受賞者情報

【パイオニア・チャレンジ部門】

近藤 克則 氏(こんどう・かつのり)

千葉大学予防医学センター 社会予防医学研究部門 教授

国立長寿医療研究センター研究所 老年学・社会科学研究センター 老年学評価研究部 部長


受賞理由:同氏は延べ100万人規模の高齢者の社会疫学調査を日本で実現し、健康格差社会という社会課題と解決に向けた数々の研究・提言を行い、次代の地域保健・公衆衛生に寄与している。

20年以上にわたり日本老年学的評価研究(JAGES:https://www.jages.net/about_jages/greeting/)を主宰する同氏は、地域保健・公衆衛生において重要な視点である「健康格差社会」「ソーシャル・キャピタル」などの新しい概念を日本に紹介し、多くの実証研究を重ねてきた。全国数十の自治体の協力を得て疫学調査を3年毎に行い、延べ100万人以上という世界有数の高齢者の社会疫学調査となっている。同調査からは日本においても「所得や学歴、地域間に健康格差が存在する」こと、ライフコース疫学では「小児期や就労期の社会経済的要因が高齢期の健康にまで影響を及ぼす」ことを解明し、地域介入研究や被災地研究により、ソーシャル・キャピタルの豊かさなど、社会環境要因が健康格差の緩和要因と成り得ること等を明らかにした。その過程では、疫学に留まらず、社会福祉学や社会学、健康科学など、学際的な研究チームを組織し、多くの若手・中堅研究者を育成してきた。JAGESの800編本を超える研究成果は、書籍「Katsunori Kondo, editor: Social Determinants of Health in Non-communicable Diseases. Springer, 2020」をはじめ、自治体の介護保険事業計画や中央省庁の政策文書に引用され、国際的にも「知識のトランスレーション」の好事例として評価され、その取り組みはWHOから出版(2018年)されている。

近年では国立研究開発法人科学技術振興機構産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)の一環で、多くの企業との産学共創研究にも取り組み、領域の架橋的な研究組織をリードし、多くの成果を上げている。


■「ヘルシー・ソサエティ賞」公式ウェブサイト http://www.healthysociety-sho.com/


■動画:ダイジェスト映像(授賞式で投影された映像です)

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