朝日新聞にコメントが掲載されました。
2015年1月15日付朝刊2面【時時刻刻】予算 官邸に主導権 に社会保障についての
コメントが掲載されました。以下掲載コメント原文↓
社会保障抑制の副作用観察を
近藤克則・千葉大学教授(社会政策)の話
格差や貧困が広がるなか、弱者を支える社会保障の重要性は増している。一部の事業者の内部留保の大きさや財政悪化といった事情はあるが、社会保障費の一律抑制には賛成できない。財政赤字が増えていいとは思わないが、削っていいのは真に無駄な所だけだ。
介護報酬の引き下げがサービス不足を招いたり、生活保護水準の引き下げが受給者の不安を招き、健康などに悪影響が出るおそれがある。少なくとも社会保障抑制の副作用が出ないか丁寧に見ていく必要がある。(朝日新聞社に無断で転載することを禁止します)