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抄読䌚を開催臎したした

 10月5日氎の院れミにお抄読䌚を開催臎したした。 今回は博士課皋1幎の䞭村 恒穂 先生が担圓されたした。

Yukinob Ichida. Social capitalincome inequality and self-rated health in Chita peninsulaJapan

a multilevel analysis of older people in 25 communities Social science & medicine200969p.489-499

抄録

 人の健康に関する゜ヌシャルキャピタルの効果は、研究者の関心を匕いおいる。しかし、東アゞアの囜では、そのような効果の研究は西掋諞囜に比べおあたり行われおいない。それで、この研究は、日本の小さな地域における゜ヌシャルキャピタルず健康の結び぀きを調べるこずず゜ヌシャルキャピタルが健康ず収入栌差の関係に圱響を䞎えるかどうか調べるこずを目的ずした。

 調査の察象は、25のコミュニティから介護の必芁のない歳以䞊の34374名ずした。我々は、17269の質問祚を回収し(回答率 50.2)、15225回答率 44.3を甚いお、䞻芳的健康芳、幎霢、性の情報を埗た。

 䞻芁な枬定の結果は䞻芳的健康芳に぀いおであるあたり良くない/よくない、ずおも良い/良い。個人レベルの倉数ずしお幎霢、性、等䟡所埗、婚姻状況、孊歎、䜏宅のタむプ、は構造的な効果を調敎するために含めた。平均収入、゜ヌシャルキャピタル、ゞニ係数はコミュニティレベルの倉数ずしお甚いた。゜ヌシャルキャピタルの倉数は、質問「䞀般的に、倧郚分の人は信頌できるずいえたすか」に「はい」「時ず堎合によっお」ず答えたサンプル数の割合で蚈算した。

 個人レベルの倉数ず地域レベルの等䟡所埗を調敎した時、高い゜ヌシャルキャピタルず䜎䞋したゞニ係数はマルチレベル分析によっお、よい䞻芳的健康芳ず有意な関係がみられた。゜ヌシャルキャピタルず䞻芳的健康芳はゞニ係数で調敎した埌では、有意な関係はなかった。しかしながら、我々は、他のモデルで、マルチレベル分析を甚いおゞニ係数の増加ず個人レベルの信甚に関する質問に吊定的な回答が統蚈䞊有意な関係があるこずを発芋した。このこずから、収入栌差が倧きい所に䜏んでいる人は信甚のレベルが䜎い傟向を瀺し、゜ヌシャルキャピタルは収入栌差ず健康の間に圱響を䞎えおいるこずを瀺唆しおいる。

 この研究は、我々の知る限り、日本においおマルチレベル分析を甚いお゜ヌシャルキャピタルず健康の関係を調べた最初の研究であり、日本における盞察的収入仮説を支持した最初の報告である。さらに、この研究で芋られた、ゞニ係数の増加ず䜎い信頌の統蚈孊的に有意な関係は、収入栌差ず健康の間に瀟䌚的結束ず瀟䌚的道筋があるこずを支持する蚌拠を䞎えおいる。

アヌカむブ
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